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811/ さようなら中野進先生
60年あまり、京都の医療の未来をみつめ、リードしてこられた中野進先生が、2月に亡くなられ、偲ぶ会が盛大に行なわれました。
先生はいつも元気いっぱい、会うたびに「元気か~?」と、大きな声をかけてくださり、「おばあちゃんも元気か、おかあちゃんはどうや、そうかそりゃよかった」と、今も聞こえてきそうな印象的なご挨拶をいただいてました。
結婚の披露パーティーでもお話をいただき、「結婚するということは、今まで2個食べれたおまんじゅうが、1個半しか食べられへんということです」と。どんな会でも顔を出して、楽しくも含蓄のあるメッセージをくださる方でした。
病気になったときは、先生に診てもらったらいいわ・・と安心してましたが、これからどうしたらいいのでしょうか。
早くから地域医療、救急医療に取り組まれておられた先生。今回、医師として先生がいかに社会に貢献されたかがよくわかりました。私の存じてる先生は、ほんのごく一部だったのです。