© コナモン資料室 All rights reserved.
690/ さようなら 多田先生
私の文章の師匠であり、日本文化論の恩師であり、仲人もお願いし、ずっとたこ焼き研究を応援してくださった多田道太郎先生が、日曜日、83歳のご本人の誕生日に亡くなられました。
去年の今頃、読売新聞の師弟記事の取材でおじゃましたときが、私にとっては最後の先生でした。先生は写真嫌いなので、あのとき記者の兒島くんが写真を撮りたいといったのですが、無理にでも、一緒に撮ってもらっていたらよかったです。
先生の希望が自宅でのお葬式なので、きのう、お宅のお掃除にうかがいました。奥の書斎で眠ってられる先生は、とても安らだったので、ほっとしました。
真菜ちゃん、あんたはホンマ、本読むの嫌いやなあ・・・
と、今にも小言を言われそうな面持ちでした。先生、18歳のときから、いろいろと導いてくださって、本当にありがとうございました!
一番心配だったのは、奥さんの知恵子先生のことでしたが、なんとかいつもどおりにされています。きのうは、王子ママメイドの米粉のシフォンケーキをもっていきました。きょうは海老と丸大根のクリームシチューを作りました。夕方からお通夜なので、それまでに食べてもらおうと思います。
新聞記者の皆様、また多田道太郎をしのぶ会をしますので、そのときゆっくり取材にきてください。お葬式は知恵子さんの意向でできるだけひっそり行なう予定です。といっても、新聞にのりまくってしまったので、あすのお葬式の混雑が心配です・・・