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540/ SINGAPORE REPORT⑭客家麺とエビマヨガール
客家(はっか)というと華僑のなかでも独特の移民集団のようで、唐の頃華北から、南へ移住した人たちの祖先のようですが、シンガポール首相のリー・クワンユ-、台湾の李登輝首相、本土の鄧小平、孫文など、いろんな人を輩出しています。
客家の食の特長はあっさりした塩味。鶏と干魚のだしでおでん風煮物のスープがつきます。ヨントンフーという絹ごしタイプの豆腐もおいしい。この店は、客家の末裔がこだわって展開する、チェーン店ですがなかなかよくできていて、セットで6ドルもしません。良心的です。
とくに感動したのは、麺。かんすいたっぷりの平打ちちぢれ麺が、自家製麺らしい風合いで、肉味噌みたいなトッピングとともにいい食感。ラクサ専門店が軒をつらねるストリートで、客家麺に出会えるとは・・・甘めですが、後口さわやかな客家のお茶も、ほっとさせてくれました。
店をでると、あのコンビ商材のたこ焼きもどき、エビマヨを買ってる女の子を発見。けっこうはまってるそうです。街も家並みも、食も人も、いろんな融合がそこかしこに見え隠れするこの国、私の第二のふるさとがまた増えそうですよ~