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366/ 半世紀変わらない西村たこ焼き店

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環状線

の桃谷駅

を降りると、商店街がゆるやかな蛇行で始まります。下町情緒あふれるお店ワールド、道幅もちょうどよくて、両サイドをチェックしながら歩けるのもいいですよねえ。

この商店街で一番の老舗たこ焼きといえば、西村たこ焼き店。父の代から続く創業54年、なんと小学生の頃から、店を手伝っていたという、ご主人もすっかり白髪となられました。立派な紫の暖簾にえらぶってない風格を感じます。

変わらないのは、焼き方、具材、そして何より目をひくのが、お鍋です。

上品な鋳物、というのもなんですが、独特のいぶした色合いが渋い、ふちのない、とっても珍しい鋳物鍋。ふちがない分、コナはかためにとかれています。カリトロというより、もちっと、ふわっと、さくっと、そして七色の具材・・コンニャク、2種類のアミエビ、干しえんどう豆、天かす、タコ・・・いろんな食感が一度に楽しめる、ほんまようできた、たこ焼きです。

生地を流すのも丁寧に、具材を入れる動きも無駄がなく、見ていて惚れぼれしてしまいますよ~。

この町に生まれ育って、板前だったお父さんのレシピを忠実に、飄々と、焼き続けて半世紀。えらいというか、すごいというか、たこ焼き業界にとって、めっちゃかっこええ逸材なのかもしれません。でもご主人は、私の感動とは無関係に、いつものように、おいしいたこ焼きをにこやかに焼き続けている。これこそポヨヨンの境地でしょうね。

おっちゃんも味のうち、そのおっちゃんを支えてきはった奥さんとともに、この味、この技、このシーンを後世にも伝えていけたら・・と思うのでした。

飄々と焼き続けて半世紀、変えない勇気というか、時代に媚びない姿勢は見事です。

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