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第58回 ポクタポック

☆★☆ たこやきめぐり 第58回 ☆★☆

ポクタポックの魔法のたこ焼
アイデア絶えない不思議空間へようこそ

- ポクタポック -

去年に続いて、今回もハリーポッターを観てしまった。ハリーそっくりの愚息によれば、原作の方がおもしろく、映画は観るに値しないという。が、活字が苦手で、一時は映画評論家まで目指した私なのだから、娘たちと一緒に出かけたのはいうまでもない。
 ま、そんなことは置いといて、たこやきめぐりである。
 阪急宝塚線蛍池からすぐのポクタポックにおじゃまする。
 このお店、18年前からあるという。名まえもユニークだが、店の構えもユニーク。
国鉄の貨車の再利用、毎年真っ赤に塗り直しするとあって、かわいい赤が目印だ。中は意外としっかりした造り。カウンターに腰掛ければ、メニューやなんやかや、もういろんな情報が目にはいってくる。

赤い貨車・ポクタポック
店内・ユニークなネーミング
 たこの神様
 大吉 1,800円
 中吉 1,200円
 小吉  700円
 これだけ見たらなんのことやら。とにかく謎めいたコピーだらけ。
 一つ一つ主人にたずねるのも申し訳ないが、ここの御主人、まるでホグワーツの森の番人、ハグリッドを小さく優しくかわいらしくしたようなお方。真っ赤なユニフォーム、黄色のコック帽がよく似合う。
 たとえば「オスだけのたこ焼」。焼きあがったたこやきを6個ほど並べて、押す。ペッタンコになったら、そこに豚と玉子でまるでお好み焼状態。見た目はお好み焼、でも味はたこ焼、という不思議なメニュー。メスはないのかと探したら、「たこ焼の花嫁」。イカがはいるらしい。 「四川省たこ焼」は、辛~いトウバンジャンのようなコクのあるうまみがタコと一緒にはいっている。クセになるのはまちがいなし。
オスだけのたこ焼

そしてやっぱりありました、時事お好み焼。その名も「ハリーポクタの賢者の意志」。
出てきたのは、緑のお好み焼。
種あかしをすると、カルシウム、マグネシウムたっぷりのパウダー、大麦若葉が生地にはいっている健康お好み焼。でもそれをあえて、「ハリーポクタの賢者の意志」とネーミングするのが、すばらしいではないか。
アイデアが冴えるのは、実は基本がしっかりしているから。本当はたこ焼を何もつけないで食べてほしいとおっしゃるのも頷ける。
タコも生ダコを使用。大きさも食感も申し分なし。
生ダコを使用
たこ焼セット(たこ串2本付)
チラシにも「話題性、新技術、遊び心」。 まさにその通り。
この3拍子がそろっていればコワイモンなし。
このいずれが欠けても商品としては長続きしないのが、現代である。
 いろんな刺激、サジェスチョンをいだたきながら、さて帰る前にトイレを、と思ってとびらをあけた途端、感嘆の声しばし。
  ここまでやるか?
と、叫びたくなる気持ち。これまでゴージャスなトイレをいろいろみてきたけれど、ここのはすごい、すごすぎる。
 気になる人はぜひお店まで。私もまだ食べたいメニューが残っているので、近いうちに行きま~す。
(2002.11.18取材)
岡野さんと真菜さん

以上、熊谷 真菜

《探偵メモ》

店 名ポクタポック
住 所大阪府豊中市蛍池中町4-2-15
(蛍池公園となりの赤い貨車)
阪急宝塚線・大阪モノレール線 蛍池駅下車5分
TEL06-6843-4757
営 業AM12:00~PM10:30
定休日水曜日/第3木曜日
席 数10席

H14.11.18現在のメニュー

たこ焼セット(たこ串2本付) 680円
四川省たこ焼 680円
ねぎたこ焼 680円
アメリカたこ焼 780円
京都たこ焼 780円
スペインたこ焼(カルパッチョ) 780円
たこ焼ココット 780円
あなたとは一緒になれるわ! 780円
私をやさしくつつんで焼! 880円
ハリーポクタの賢者の意志(お好み焼)980円

探偵のコメント良子探偵のコメント
たこ焼を押しつぶしてお好み焼風にして「オスだけのたこ焼」とか、ネーミングといいメニューといいご主人の岡野さんのアイデアと遊び心がいっぱい。
店の場所だって、阪急の宝塚線にのると電車から見下ろすと嫌でも目につき、公園横の赤い貨車は、ドーンと存在感を与えている。
でも、見た目だけでなくて、素材や味もおもいっきりこだわっている。
たこは、すでにゆでたたこでなくて生ダコを使っている。現在たこ焼8個を注文すると、たこ串がついてくるのだが、この串に刺して焼いたたこがまたうまい。
たこ焼もいいけど、生たこを焼いて食べるのも素材のよい味がでてうまい。
同じ調子でたこ焼もお好み焼にも主人の味へのこだわりがいっぱい。これからも味とアイデアにこだわってあっと驚くたこ焼お好み焼を見せてほしいと思います。
すごい店だった…。
おもちゃ箱のような店。赤い扉を開けてびっくりウキウキワクワク。
トイレまで扉を開ければ別世界。滝に池、動く人形、キラキラの電飾。イッツ・ア・スモールワールド大阪バージョン!?
その他も店内のカウンターに所狭しとある、おもちゃたち。
そしてそんなおもちゃの国の主の焼くたこやきはこれまた驚かざるを得ない。
かつてこんなにふわふわのたこやきを口にしたことがあっただろうか。というくらいのふわふわさ。
それはもう見た目から丸いケーキ?とも思わんばかりで、口に入れてからも未経験の食感と美味しさに不思議の国へ誘われているような感覚なのだ。
 この次は『うちの娘と何をするんですか』(お好み焼き)食べてみたいな~(笑)
どんな味かまったく想像つかん!!
そうそう、そういえば『臨雨休業』(笑)なので皆さんお天気チェックは忘れずにね。

※この情報はインターネット黎明期である1995年に開設された世界で初めてのたこやき専門ウェブサイト「熊谷真菜のページ」内の、これまた世界で初めてのたこ焼き食べ歩きサイト「月刊たこやきめぐり~なにわのたこやきめぐり」に掲載されていた情報です。
※お店の住所・電話番号・価格など、内容は特に記述のないものは取材当時のものです。
※お店の公式サイトなど、リンク先が閉鎖されたり変更されている可能性があります。
※紹介したお店はすでに移転・閉店されている場合がありますのでご注意ください。

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