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1906/ いよいよ、村田さんの紅ずいき
ジャングルのように生い茂る紅ずいきのハウスに入らせてもらうのは、2回目。
1月に植えてじっくり育てた小さな紅ずいきの種いもが、2メートルぐらいに伸びるのですから、
その間、温度や湿度の調節のご苦労が大変なのです。
温度があがりすぎて、葉が焼けてしまうと、茎は育ちません。
先日も1時間、うっかりして、葉が焼けてしまったそうです。
20年前、牛滝の唐の芋を掘りに行って、それを種芋に始まった岸和田の紅ずいき。
当時は30軒もの農家さんが栽培していましたが、いまはたったの2軒なんだそうです。
この季節ならではの旬の味覚。
おしたし、ごま酢あえ、煮物・・・食感を楽しむ初夏の味わい。
根っこが傷つかないように、茎が折れ曲がらないように、
丁寧にジャングルから運び出します。
それを、作業場に運び込み、洗って、切って、また洗って、切り口に塩水をつけて、パックに530gずつ
量ってパック。
きょうはその行程をじっくり体験したので、ご苦労が身にしみます。
私は、もらったのをさっそく皮をむいて、干しずいきにしました。
干すと、食感がさらによくなるのです。