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たこ焼は、なぜ8こ入り?
以下のような質問が届きました。
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僕は、5年生です。
たこやきが大好きです。いつもおいしくたこやきを食べてます!
夏休みの宿題の自由研究で【たこやきはなんで6こ入りと8こ入りがあるのか?】について調べています。
銀だこさんに問い合わせたら返事をもらって、もっと詳しく知りたかったらコナモンは協会にインタビューしてみたら、といってくれました。
それで、インタビューをしているので、できれば教えて下さい。
お願いします!!
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日本コナモン協会からの回答
もともと、たこ焼きは1個単位で売っていた時代もあるので、
個数については、お店の都合や、買う人が買いやすい単位になっていると思います。
たこは、オクトパスという英語は使わないで
絵本のタイトルでも「TAKO」があるくらい
ポピュラーな食材になり、たこやきもTAKOYAKIとして、大人気ですが
昭和のはじめに生まれた時は、1個、2個単位で売ってた屋台もありました。
その後、舟(フネ)という、経木の器にのせて出すようになり
もともとあったフネの大きさに、38mm直径の鋳物鍋で焼いたたこ焼きをのせると
8個ぐらいがちょうどだった、ということもあります。
またたこ焼の蛸が、8本足だったので、末広がり、縁起がいい「八」を重んじて
8個が主流の時代もありました。
また、串にさして売ってる屋台では、1980年代まで、3個単位でした。
この30年ぐらいで、たこ焼きの鍋は、鉄鋳物から銅製がふえて、
42mm~45mm直径の大きなものも多くなり、
器もお店ごとに、種類がふえたこともあり
6個入りや、5個入り、4個入りなど、お客さんが買いやすい価格にあわせて
売る個数の単位もいろいろです。
トッピングもソースになったのは、戦後なので、もともとは何もつけなかったんですが
いまでは、いろんな味付けがふえたので、
それに合わせて、単位が小さくなっていったということもあるでしょう。
以上のような歴史的、文化的、社会的なな背景から
販売する個数の単位も変化しています。
たこ焼き一口サイズで、表面と中のトロッ、タコのぷりっという食感を味わう食べ物なので、
できれば、昔のような38mmぐらいの大きさがちょうどいいなと
個人的には考えています。
以上がお答えです。
当協会は、日本だけでなく世界のさまざまなコナモン料理
(麺類、パン、パスタ、ピッツァ、餃子、豚まん、小籠包、おやき、ナン、タコス・・・)
の文化、歴史、作り方、おいしさなどの普及と継承を目的に活動していますので
いろんなコナモンの世界を探求してください。