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456/ 食道楽の竹内専務
先日、京都、谷商店の竹内専務に伏見にある魚料理のお店につれてってもらいました。
その名も「寄っ亭」。しかも笑うのは、「魚が山もり」の看板。
京都でこんな鮮度のいいお魚が食べられるなんて、今は当たり前の時代ですけど、気さくなお店の雰囲気のなかで、鮮度のよさにプラスアルファ、主人こだわりの仕事された、魚料理がいただけるなんて、本当にお値打ちです。
おさしみのハモがあぶってあったり、おろしにひたった鯖のきずし、サーモンステーキのタルタルソース・・・ひとひねりがええんですよ。
渦巻きの、何かわかります? 目板の空揚げもこのお店ではこんなに楽しい表情に七変化です。身のうまさもさることながら、やはり骨、しっぽがパリパリのうまうまでした。
話をきけば聞くほど、竹内専務は奥深い人なんですが、お仕事がら、各地のおいしいもの、絶品をたずねて、作り手と会話して、買い付けてる方なので、それはそれはよう知ったはります。しかもおいしいのをみつける才だけではなくて、作り手の心まで伝えることができるバイヤーは、そうめったにお目にかかれるものではありません。
しめは、専務おすすめのさけ茶漬け。なんとしゃけのカマの塩焼きが別に出てきます。これやないとアカンのだそうです。お漬けもんも古漬けとも浅漬けともちがう、初めての味わい。京都ではなく、伏見深草の名店、魅力満載でした。