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407/ 道頓堀の道とん堀

道とん堀のダモン焼き道とん堀のダモン焼き道とん堀のダモン焼き
道とん堀のダモン焼き道とん堀のダモン焼き

コナモンのメッカ、大阪ミナミ道頓堀に、全国に257店舗を展開する、お好み焼き最大手、道とん堀が大阪市内初出店、という話で、関西のお好み焼き業界はもち切りです。

道とん堀については、賛否両論、以前から噂を聞いて気になっていましたが、実は初めて食べにいくのです。大御所の千房、京都からのわらいさんに挟まれた形で、トレードマークの信楽焼のたぬきが出迎えてくれます。

地下から3階まで、それぞれのコンセプトが盛り込まれてますが、私は地下のカウンターに案内されました。ここは豚玉の部屋で、黒豚の特別メニューもおいしそう。

まずは、モダン焼ならぬ、ダモン焼。お好み焼きに、ゆでたて太麺の焼きそばがのって、さらにトロトロのオムレツ、仕上げに濃厚カレーソースがかかります。なんともボリュームたっぷり。麺は、それだけで食べたいくらい食感良好。

とんぺいは、2センチ近くある黒豚ロースを薄い生地でくるんでじっくり焼き上げます。豚の油はどうなるんかいな・・と心配でしたが、あっさりふんわり、これも合格です。

仕上げの玉子が見所のネギ焼ミックス、塩焼きそば、壷づけ海鮮焼、もんじゃ、お好みケーキバナナショコラ・・。バナナショコラは彩りはともかく、うちの子も喜びそうな、レアな逸品でした。いずれも700~800円という価格設定も納得ですね。デザートのたぬきのプリン、沖縄名物ブルーシールアイスも嬉しくなります。

道頓堀の道とん堀。しゃれみたいなことになってますが、現社長のお母さんが約30年前に始めたという、福生(ふっさ)の小さなお好み焼きの屋号が、こんな形で大変身するとは、誰が予測できたでしょうか。たぬきもその頃から店頭にいたそうです。

季節ごとに改変されるメニューは常時150種。お好み焼きの次の時代を模索する意味で、道とん堀の試みは、工夫に富んだ着実な手法だと思います。今回の話題が、大阪のお好み焼き業界にいい刺激を与え、道頓堀の東方面がもっともっと活性化することを期待します。

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