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日本料理@甲陽園 子孫
聖ドミニコ修道院の馬小屋は、私の実家の桜を使ったもので、震災後、実家の両親は、引っ越すことになるのですが、
いまもその木が使われているのが嬉しいです。
教会に母の描いた色紙とお花を届けたあと、祖母が亡くなるまえに洗礼にたちあってくださったアリバス神父とクリスマスイブランチをご一緒しました。
実家の近くの老舗、子孫さんは、昔は料理旅館でしたが、いまは招福楼で修業されたご主人が、腕をふるわれています。
ご主人とは、全日本食学会でも理事仲間ですので、おじゃまできて本当にすてきなひと時を味わうことができました。
山芋豆腐と白子、鴨つみれの葛仕立てのお吸い物、よこわの炙りが絶妙なお刺身、鰻と栗、銀杏の飯蒸し、3種の先付、汲みあげ湯葉のすりながし、淀大根とぶり・・・勢子ガニの土鍋ご飯と、どれも繊細な仕上がりで、お見事です。
デザートは2種、ラストの蕎麦重ねは、松の実、柚子、干し葡萄がいいアクセントで、お抹茶にすごく合いました。
利休のフノヤキの進化系として、レパートリーに入れたいですね。
帰り際、ツマガリ前では、ケーキ予約の渋滞で、タクシーの人が困ってましたが、
息子が幼いころ、漫画のキャラクターをケーキに描いてくださってた津曲さんが、こんなにメジャーになるとは。
通学路の雰囲気も変わることなく、久々に甲陽園界隈を楽しみました。