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さようなら渡邉会長
富士宮やきそば学会会長、渡邉英彦さんが、2018年12月19日にお亡くなりになりました。
私にとっては、B-1以前から兄のような存在で、緻密なダジャレ戦略と町おこしヴィジョンは日本の宝ともいえる素晴らしいものを残してくださいました。
4月に富士宮におじゃましたときには、私の取材に夜までおつきあいくださり、
筆楽園に入門した私が選んだ万年筆のペン先をやすりで磨いてくださったり、ペリカンのインクまで持って帰ってと頂戴したり、なんだかこれで最後になるかもとどこかで覚悟はしていましたが、その通りになってしまいました。
秋にお電話したときは、書斎をつくってるから、完成さいたら招待するよ・・とその言葉を信じていましたが、お亡くなりになる前日くらいに、外苑前の文房具屋さんで渡邉さんにプレゼントしようと真鍮の定規を買って、どちらに送ろうかと思っていた矢先の訃報でした。
グルメによる町おこし、若者、バカ者育成、筆楽園という楽しみ・・・さまざまな意味で私の師匠であり、友人であり、兄様でした。
また大切な方を若くして失った欠落感は、なかなか埋まるものではありませんが、これからはうちの事務局長とともに、見守ってくださると思うと、それはそれで心強いものがあります。
文具の雑誌で、手帖を公開されているんですが、その文字の美しさ、彩り、内容、見事な財産のなかに、「日本コナモン協会 熊谷真菜ちゃんに会う」というのがあって、わざわざそのページを選んでくださったのか、偶然だったのか、確かめるのを忘れたままでした。
またそちらに行ったときに、万年筆の磨き方とか教えてください。
そちらの楽園に負けないよう、こちらの楽園で私も楽しみたいと思っています。
https://www.nisshin.com/entertainment/academy/library/vol5.html