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第2回 潮(うしお)

 

☆★☆ 新・たこやきめぐり 第2回 ☆★☆

 

カリトロの極致

-  潮(うしお) -

 

USJへの乗り換え駅、環状線西九条のほぼ駅前に昔ながらのたこ焼き屋さんがあるという。1986年8月、うどんからたこ焼きにかえて、商売を続けてきた、そんな歴史を感じさせる店構え。
とはいうものの、CDラジカセから流れてくるのは、若者向けのミュージック。鍋も店も焼いてるお父さんも、しっかり年季がはいってるのに、音楽だけ若々しい・・このミスマッチ、たこ焼きにはめずらしい。近くにライブハウスがあって、今ではメジャーになったSOPHIA松岡充さん御用達のお店、ということで、ミスマッチの謎も解けました。
頭楽丸(とらまる)の正面
頭楽丸(とらまる)のみなさん
水沼智治オーナーと真菜さん  基本形7×4穴が3枚。真ん中は保温用、ということで実働2枚の鍋に、コナが流し込まれると、タコ、天かす、ねぎ、紅しょうが、粉かつお。次々と潮さんの味ができあがっていく。卸売り市場が近いこともあって、舌の肥えたお客さんも多く、それに加えてSOPHIAメンバー&ファンがどっと押し寄せるので、近所でも有名なたこ焼き屋さんとなった。

ご主人は飄々と焼きながら、私たちのこまごまとした質問に優しく答えてくださる。焼きあがると、さあ食べなはれ・・といわんばかりにオープンエアーのテーブルにお水といっしょにだしてくださり、昔から通ってたような錯覚になる、なんとも懐の深いお店なのだ。 頭楽丸(とらまる)のたこ焼き
 とりあえず、ショオユから。
 あっさりとしてだし醤油がカリカリの皮にしみて、日本人なら否定しようのない味わいに。
 せっかくなのでソースもお願いしてみると、青のりかつおがわんさかとトッピング。
 彩りも美しく、濃いめのソースに合う、合う。
取材中
座敷  主役のたこ焼き以上に「おっちゃんも味のうち」な名店。
こんがりたこ焼きは、カリトロが絶妙で香ばしく、天ぷらやさんの天かすや粉かつおもきいて、ついつい手がのびてしまう。10年以上前に表現させてもらった「カリトロ」という言葉。
 いまや、おいしいたこ焼きの条件として当たり前に流通しているが、実は大きいたこ焼きではどうあがいても出せない食感なのである。
  たこ焼きの鍋の穴の大きさが、直径40ミリ以上が一般的な時代だからこそ、私は小さい穴を守り続けたいと願う。
  タコもたこ焼きも大きけりゃ、ええってもんやない・・ということを若い世代に伝え続けてほしい。
「ここのたこ焼きは日本一です! たこ焼きは日本の文化!
 これを残さずに何を残そうというのでしょうか」。
 松岡君が雑誌に寄せたメッセージのとおり、ここのたこ焼きは大阪の人情と下町が育てた見事な味わい。
 こんど来るときは、踊りのうまいおばちゃんにも、ご挨拶したいものです。
(2006.9.23取材)
末成由美さん

以上、熊谷 真菜

《探偵メモ》

店 名 潮(うしお)
住 所 大阪市此花区西九条2-5-18 山本ビル1F
JR環状線 西九条駅前
TEL 06-6460-7058
営 業 12:00~22:00
定休日 年中無休
席 数 10席



H16.9.30現在のメニュー

たこ焼き(しょうゆ) 10個 300円
たこ焼き(ソース)10個 300円

 

探偵のコメント なべ探偵のコメント 馬探偵のコメント
 USJの玄関口となる駅西九条。乗降客は増えたと思うが駅周辺はほとんど変化がなく嬉しい。
もともとうどん屋さんでテントにその名残があります。
SOPHIAの松岡充さんがお気に入りでいろんなところで紹介しているから女性ファンがよくおしかけてくるそうです。この日も岡山から何人かの女性が来ていました。
店ではSOPHIAでなく山根康広さん(「ブランニュー」経営者は山根さんのお父さん)の曲が流れ、おじさんがリズムにあわせて焼く姿はとてもかわいらしいかったです。
形はこつぶで味はむかしながらの醤油のたこ焼きが基本です。 後、大きな声でいえないが、買うとき、たこ焼きが1個、2個多い数が入っているのが特徴です。
MIXIで話題になっていた潮さんを初めて訪ねたのは、今年の春。
その味と香りにびっくりして何度か訪ねてきていました。
オヤジさんの研究に研究を重ねた結果がこの味になっていたんですね。
ちいさなたこ焼き台にはオヤジさんとオカミさんの工夫が盛りだくさん。
うどん家さんをしていたご主人ならではのたこ焼きの味に脱帽です。
濃い~たこ焼でした。いや、味だけでなくお店も濃い~。女将さんが不在なのは残念でしたが、大将だけでも十分にエエ味を出しておられました。
うどんダシのよ~く効いた、そんな旨みにあふれた生地でした。
それとあの大将の独特のリズム。鰹節をかけるときもひっくり返す時も共通したあの動き。膝から入ってましたからね。青海苔ソースがかかるとまた味が一変。でもボウズがよかった~。
焼く時、生地にダシが入ってるのに、さらに粉ガツオを入れてるところに感動しました。食べるとしっかりした味で二度びっくり。
「ショオユ」という呼び方もアジがあってよかったです。
また、ダシ醤油も醤油の味が突出していず、他にはない丸さで一段と美味しさに貢献していたと思います。

 

※この情報はインターネット黎明期である1995年に開設された世界で初めてのたこやき専門ウェブサイト「熊谷真菜のページ」内の、これまた世界で初めてのたこ焼き食べ歩きサイト「月刊たこやきめぐり~なにわのたこやきめぐり」に掲載されていた情報です。
※お店の住所・電話番号・価格など、内容は特に記述のないものは取材当時のものです。
※お店の公式サイトなど、リンク先が閉鎖されたり変更されている可能性があります。
※紹介したお店はすでに移転・閉店されている場合がありますのでご注意ください。

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