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第1回 頭楽丸(とらまる)

 

☆★☆ 新・たこやきめぐり 第1回 ☆★☆

 

やわやわの快感で小粒、いくつもポイポイ<
-ミナミの間口一間の店

-  頭楽丸(とらまる) -

 

 祝! 開設10周年
新・たこ焼きめぐりスタートです!

 たこ焼きといえば、大阪。大阪といえばミナミ。
ミナミといえば吉本興業NGK、道具屋筋・・とお決まりの流れが想定できるが、なかでも高島屋前から西にのびる南海通は、りくろーおじさんのチーズケーキにはじまり、コピーヌの極楽ぷりん、二見の豚まん、織田作之助も世話になった波屋書房、老舗お好み焼きの激戦区・・・行列のできる人気店の連続になる。
こんな一等地に、間口一間のたこ焼き屋ができて、大丈夫かいな・・と心配していた。なにせ、その先の角を曲がれば、飛ぶ鳥を落とす勢いのワナカを筆頭に、たこばやし、大阪で一番おいしいたこやきくん、最近ではワナカのまん前にたこやき座が参入。道頓堀以上に熱いたこ焼き激戦区に様変わりしているからだ。

頭楽丸(とらまる)の正面
頭楽丸(とらまる)のみなさん
水沼智治オーナーと真菜さん  ホームページ開設10周年を記念して、リニューアルした「新・たこ焼きめぐり」第1回に登場してもらう店をどこにしようか悩んでいたとき、バンクーバーでのたこ焼き修行を終えて帰国した小林洋くんからメールがくる。なんと心配の店、頭楽丸で働きはじめたというではないか。
しかも編集長のかまとんもこの店はオープン当時から目をつけていたらしく、ご縁というか、なんともドンピシャな訪問となった。
店長の山本真さんが不在ということで、オーナーの水沼智治さんが待っていてくださった。小林くんもすっかり、たこ焼き屋さんらしく立派になり、外国人の対応もお手のものといった風格だ。
2階にあがり、雰囲気のいいテーブルで、素焼き、塩、ソース&マヨ、塩マヨを出していただく。
ここのたこ焼きは限りなく明石焼きに近い。おそらく普通の鍋の熱源では、ぐちゃぐちゃになって焼けないくらい、加水率が高いのだ。
頭楽丸(とらまる)のたこ焼き
それだけに口にいれたときの、やわやわの快感はたまらない。しかも理想的な小粒なので、いくつでもポイポイ、口に運んでいる。
塩マヨが人気というが、たしかに、これがうまいのも、ここの生地のなせる技かもしれない。
 かまとん、なべちゃん(大阪たこ焼き300ヶ所めぐり)、二人が感動して食べているのをほっといて、私は水沼さんに質問しまくった。
驚いたことにこのレシピは、すでに10年まえから開発されていた。
ユニークなのは、薄力粉だけでなく、強力粉をつかっていること。そこにえび粉、そして自家製天かすがはいる。
自家製天かすは、お父さんのお店からのものだが、これはほかのたこ焼き屋さんでも愛用されていること。3年前、この地に来るまでは千里山の駅前で「とらや」という屋号で営業していたこと。
取材中
座敷 実は、千里山のたこ焼きといえば、知る人ぞ知る隠れた名店で、わざわざ出かけたことがあったのだ。でも昨日食べたもんも覚えてない私なので、数年前のたこ焼きについては、ほとんど記憶がない・・・
ということで、私の心配は水沼さんのお話で氷解していった。よかった、よかった。なんとしゃべりだけで2時間半もの取材。これはおそらく最長記録だが、記念すべきリニューアルにふさわしいひととき。
  店の表に出て写真を撮ろうとした矢先、「こんなとこで何してんの?」と、大阪のおばちゃんらしき黒い影が!
YES-fmの「末成由美のオコタコ Radioコナモン見聞録」で4月から毎週お目にかかっている、由美さんではないですか。
小林くんはすかさず、色紙を持ってサインをリクエスト。由美さん曰く「おいしかったらまた来るわ」。
由美姉のお眼鏡にかなうかどうか、頭楽丸のこれからを注目したい。

(2006.6.17取材)

末成由美さん

以上、熊谷 真菜

《探偵メモ》

店 名 頭楽丸(とらまる)
住 所 大阪市中央区難波3-1-18
地下鉄なんば駅から南海通を北東へ、スイング吉本正面。
TEL 06-6631-8140
営 業 平日13:00~24:00 土日祝11:00~24:00
定休日 無休日
席 数 10席



H16.7.18現在のメニュー

たこ焼き  8個 280円
たこ焼き 10個 350円
たこ焼き 12個 420円
たこ焼き 15個 520円
たこ焼き 20個 700円
たこ焼き 10個 350円
(素焼き・ソース・しょうゆ・しお味・ポンズ)
焼きギョーザ  280円
エビギョーザ  380円
とらまる焼 480円

 

探偵のコメント なべ探偵のコメント
 ミナミ南海通にあるたこ焼き店。
正面にたこ焼きを焼いている屋台があり、2階に町屋風のスペースがある。オープンしたころから注目していて結構直後から利用させてもらっていた。
2階席に座って下をながめれば南海通の人の流れが見え、落ち着いた気持ちにさせてくれる。
人気の塩マヨネーズより、私は塩味と素焼きのたこ焼きが好き。
卵をたっぷり使い、かつおダシがきいた、しっかりした味で、かすかに感じる塩味にインパクトを感じる。また、使っている天かすにこだわっているそうだ。こんにゃくが入っている。
オリジナル「とらまる焼」は、とんぺい焼きの中にたこ焼きを入れたなかなかユニークなメニュー。
なお、2階に上がる階段が狭く曲がっているので上るときに注意しましょう。はやっぴ事務局長は上がれるでしょうか(?)
間口が狭いので、通り過ぎそうになるが、おいしいたこ焼きの香りがするので、ついひかれてしまう。
持ち帰り専門にも見えるが、2階が町屋のような実にいい雰囲気になっていて、ちょっとした隠れ家的なお店でもある。この7月で3年目になるそうだ。たこ焼きは、味わい深い。
そのままの素焼きでも、ソースでも、しょうゆでも、あっさりとしおやゆずポン酢でもおいしい。秘訣は社長のオヤジさんが千里丘でやっているてんぷらやさんの天カスを使っているから。おいしいだし味とあいまって、この味わい深さを出している。
持ち帰ってさめてもおいしいが、ぜひお店で暖かいうちに味わうことがおすすめ。

 

※この情報はインターネット黎明期である1995年に開設された世界で初めてのたこやき専門ウェブサイト「熊谷真菜のページ」内の、これまた世界で初めてのたこ焼き食べ歩きサイト「月刊たこやきめぐり~なにわのたこやきめぐり」に掲載されていた情報です。
※お店の住所・電話番号・価格など、内容は特に記述のないものは取材当時のものです。
※お店の公式サイトなど、リンク先が閉鎖されたり変更されている可能性があります。
※紹介したお店はすでに移転・閉店されている場合がありますのでご注意ください。

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