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第45回 てんてんや

☆★☆ たこやきめぐり 第45回 ☆★☆

10個 100円の懐かしい味わい
-  てんてんや -

 4月から週に2回、番組審議委員をしていた関係で、テレビ大阪に出演している。
 キャスターはタレントの森脇健児さん、アナウンサーの千年屋さん、毛利さん。
 その横にコメンテーターとして私がすわる。
番組タイトルは「満点!しあわせテレビ」。1時55分から5時まで。
 途中ニュースをはさんで、約3時間の生活情報番組。映画より長い。

てんてんや 店頭
てんてんや
 その間、視聴者からの電話やFAX が届き、その情報をベースにつくられていく。月曜日のテーマはグルメ。先週はお寿司、今週は冷麺。お店の紹介を中心に進められる。
 これを受けて、金曜日は隣りの食卓拝見。わが家のひと工夫など、家庭での食べ方が中心になる。
 月曜と金曜の2日、食いしん坊の私も、番組に参加することでおいしい体験を増やしているのだ。
 5月ぐらいに、たこ焼特集があった。
 タコヤキストの本領発揮ということで、とても楽しみにしていたが、さすが地元密着型の番組だけあって、知らない情報がとびだしていた
 そのなかに、なんと10個 100円の店の紹介FAX が届いた。
 番組は3時間もある。さっそくデジカム片手にディレクターが取材にでかけた。
そして番組最後に紹介される。
奥さまと真菜さん
たこ焼きを味わう
石橋商店街をぬけて、しばらく歩いたところ、てんてんやは学校帰りの学生や100円をにぎりしめた小学生でごったがえしていた
そして主人が登場。場所が悪いので、できるだけたくさんの人に来てもらいたいと、値段の設定を可能なかぎりおさえたのだという。

 さらに驚いたのは、「満点見たよ」の合言葉で、10個10円にするというのだ。
番組の視聴者に対するこんなサービスは、局からもお願いするのだが、だれもここまで極端なサービスは求めていない。
しかも先着何名というしばりもなく、明日一日は無制限にこの値段にするという。
10個10円なんて、商売にならない。焼き損やないの! とつっこみたくなる。
田中彰さんと真菜さん
ソースのトッピングは自由
「ほんとにこんなんでだいじょうぶなんでしょうか、ご主人」
 森脇さんもしゃべりながら、あわてている。それくらい無謀な提案をてんてんやの主人はしたのだ。
 わたしはそんな主人の思い切りのよさに、やや現実離れした感覚に脱帽し、今回の取材を申し込もうという気になったのである。
 出かけてみると、奥さんらしき人がしきりに鉄板に向かっている。4×7×5=140個のたこ焼ができあがり、あっという間に消えていく。200円注文する子供も多い。
 かき氷は90円。シロップもいろいろ。2色がけ、3色がけもOK。
 たこ焼のソースは7種類。これも半端じゃない。

1 おいしいソース
 --大石ソー助君すいせん
2 昔ながらのたこ焼ソース
 --北京原人も好きだった
3 甘口ソース
4 カレーソース
 --カルカッタカラカッタ
5 フルーツソース
6 しょうゆ
 --しょうゆ顔の君にぴったり
7 レモンぽんず
 注釈のおもしろさについつい7種類全部かけてみたくなる
。カレーも気にいった。

7種類のたこ焼ソース
焼きあがったたこやき
てなことで、ごったがえす店内、道路のベンチでもだべっている女子高生。
そこへ保育所にお迎えに出ていた店主、田中彰さんがもどってきた。
年齢不詳、とにかくユニークな雰囲気だ

 たこ焼はこづかい銭で食べるもの。うちの店はそれを守りたい
駄菓子屋さんがなくなって、学校帰りの子供たちが和気あいあいと買い食いする場所はなくなった。
コンビニはその代用かもしれないけれど、この店にはコンビニにないやさしさが溢れている
 10個 100円はたこ焼本来のいい味を出していた。

以上、熊谷 真菜

《探偵メモ》

店 名てんてんや
住 所池田市天神1-1-2
阪急電車宝塚線 石橋駅下車10分 国道171号線沿い
TEL0727-62-2313
営 業PM15:00~PM20:00
定休日
席 数16名

H12.7.24現在のメニュー

たこやき 10個 100円
たこやき 20個 200円
たこやき 30個 300円
かき氷 90円


探偵のコメント浪花文化研究会 和美探偵のコメント
最寄駅が阪急石橋駅で思い出すのは、取材に協力してくれている浪研メンバーも含む大阪大学豊中キャンパス。
キャンパスへの道にもたこやき店はあるが、「てんてんや」は思い出さなかった。
そしたらちょうど反対側だった。阪急石橋駅の西側は池田市になるのですね。
国道171号線を西に、ところどころに「たこやき10個100円」の看板。店頭に人だかりのある店が「てんてんや」だった。(店名の由来「天神」交差点と「西天神」交差点の間にある店だからということだが、私は「10円(てん)」「10個(てん)」で「てんてんや」だと思っていた。)
一見なによりびっくりしたのは、豪快に鍋いっぱいに焼かれたたこやきがあっという間に次々となくなってしまうところ。店内には、いろんなソースやトッピングがおかれ自由にかけることができるようになっているが、素朴な味わいで個人的には私はそのままで充分おいしかった
イメージ的には子供の頃通った駄菓子屋のイメージ学校帰りに立ち寄って、少しのお金でおなかいっぱいわいわい食べるというなつかしいイメージがとても気にいった

 「満点見たよ」の合言葉で、10個10円!?
 まあ、これは1日限りのサービスだったとはいえ、普段から10個100円の超激安!これでいいのか、おっちゃんええの?ってなわけで、初参加(?)のたこ焼き探偵で、「てんてんや」にいってきました。
 場所は石橋商店街から徒歩約10分。店内には28個焼きの鉄板がデーンと5枚。
鉄板を焼く奥さん、鉄板をはさんで焼き上がりを待つ子供、高校生、おかあさん・・・。手際の良い奥さんがガシガシ焼けども、店内は常にたこ焼きを待つお客さんであふれてました。
 100円という値段もすごけりゃ、ソースの種類もいーっぱい。セルフサービスだから、1種類ずつ味わう事も可能。もちろんわたしもやってきました。
 はあー、100円でこんなにいろんなたこ焼きを楽しめるなんて。そんでもって、かりっ、とろろー。ふふ、幸せ。そして一つずつ違うソースを塗りながら、なんだか子供の頃、100円を握り締めて駄菓子屋に駆けていたことを思い出しました。
 「たこ焼きは子供のお小遣いで食べられるものでなきゃ」という御主人。なんだか心にじーん。学生が通うのもうなづけます。ごちそうさまでした。 

※この情報はインターネット黎明期である1995年に開設された世界で初めてのたこやき専門ウェブサイト「熊谷真菜のページ」内の、これまた世界で初めてのたこ焼き食べ歩きサイト「月刊たこやきめぐり~なにわのたこやきめぐり」に掲載されていた情報です。
※お店の住所・電話番号・価格など、内容は特に記述のないものは取材当時のものです。
※お店の公式サイトなど、リンク先が閉鎖されたり変更されている可能性があります。
※紹介したお店はすでに移転・閉店されている場合がありますのでご注意ください。

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