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ペンネ&リングイネ

1980年前後、グルメブーム到来寸前の時代、パスタという言葉は日本にはなく、スパゲッティだけがありました。

いま活躍する人気イタリアンシェフによれば、ミートソースぐらいしか知らなかったから、ボンゴレやトマトソースのスパゲティを見て、感激したと話します。

1982年頃、師匠の多田道太郎(日本文化論、フランス文学者)は、海外で食べたリングイネがお気に入りになり、

東京のレストランでも、リングイネのあるお店を探して連れていってくれました。

やがて、スパゲッティはロングパスタの1種で、マカロニもショートパスタの1種ということがわかってきて、

ペンネやフジッリ、オレキエッテなど、ソースがからむよう、いろんな形が工夫されていると知るわけです。

1980年代はグルメという言葉が定着し、フランス料理のフルコースがブレイクしたあと、イタリアンレストランがどっと増えていきました。

バブル崩壊後は、気軽に手軽に楽しめるイタリアンがフレンチ人気を上回っていきます。

パスタの故郷も中国と言われますが、イタリアの豊かな食材に出会って、生パスタが乾燥され、

時代によっては遺言とともに次世代に受け継がれるほど、大事にされてきました。

パスタとピッツァ、イタリーの生んだツートップは、いまや世界で愛され、根付いています。

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